初デート
うまくやろうとしてる男、最初から負けてる。
いい印象を与えよう、失敗しないようにしよう、楽しませなきゃ。その意識が全部、顔に出る。余裕のなさとして伝わる。
女性が初デートで見てるのって、スペックでも段取りでもない。
この人と一緒にいると、どんな気分になるかだけ。
初デート前にやっておくこと
場所は決めておく、でも全部は決めない
お店は予約しておく。でも次の予定は決めすぎない。
全部決まったスケジュールって、女性がその場の空気に合わせられない。話が盛り上がってもっといたいのに、次の予定があるから移動しないといけない、とか。
メインの場所だけ決めて、あとは流れで動けるくらいの余白を残す。
その余白が、二人だけの時間を作る。
相手の情報を一個だけ思い出しておく
前の会話で出てきた話題、好きなもの、最近の出来事。
一個だけ覚えておいて、当日さりっと出す。
「そういえば前に言ってた〇〇、どうなった?」
これだけで、ちゃんと聞いてたよが伝わる。当日の好感度が、会う前から積み上がってる状態になる。
デート当日、最初の5分が全部を決める
待ち合わせで先に着いておく
待たせない。遅刻がダメなのは当然として、ちょうど着いた、じゃなく少し先に着いてる方がいい。
「もう来てたの?」ってなったとき、「楽しみにしてたから」って言える。または何も言わなくていい。来てた事実が全部を伝える。
一言目を準備しない
準備した一言目は、たいてい浮く。
会った瞬間に出てきた素の言葉の方が、刺さる。
「あ、今日の雰囲気、ちょっといつもと違うね」でも「やっと会えた感じ」でも。
思ったことをそのまま出す。整理しなくていい。
最初の移動中に空気を温める
店に着く前の歩いてる時間。
ここでどんな空気を作るかが、その後の会話の深さを決める。
重くならないように、でも表面的にもならないように。
小さい話題から入る。今日の天気、来る途中に見たもの、朝に起きたこと。
日常の話から始まる会話って、温まりやすい。
食事中にやること、やらないこと
やること1 スマホを出さない
言わずもがな、だけど一番大事。
ポケットにしまう。テーブルに出さない。通知音が鳴っても見ない。
「今日は会ってる時間だから」が、言葉なく伝わる。
やること2 料理に反応する
美味しければ素直に言う。「これいいな」「これ予想以上だった」。
食べながら感情を出せる男のそばで、女性はリラックスできる。
感情を出せる人間の近くにいると、自分も感情を出していい気分になる。
やること3 話を最後まで聞く
途中で自分の話に変えない。
返ってきた言葉から、次の話題を見つける。
女性の話を全部受け取ってから、初めて自分の話を乗せる。
この順番を守るだけで、話してよかった、になる。
やらないこと1 元カノの話を出す
どんな文脈でも出さない。
前の記事でも書いたけど、初デートでこれが出てきたとき、女性の中で何かが終わる。
やらないこと2 値段を言う
「これ、結構いい値段するんですよ」「予約取るの大変で」。
どれだけ頑張ったかを伝えたい気持ちはわかる。でも言った瞬間に、恩着せがましく聞こえる。
頑張ったことは、言わない。伝わるかどうかより、言わないことの方が大事。
やらないこと3 将来の話を急ぎすぎる
結婚観、子どもの話、家族の話。
初デートで出てくると、重い。まだそこまでの関係じゃないのに、踏み込まれた感覚になる。
初デートは、今日を楽しむ場所。未来の話は、関係が深まってから。
デートの途中で使える、小さい技術
名前を一回だけ呼ぶ
感情が動いた瞬間に、静かに名前を呼ぶ。
何かを話してくれて、少し感情が揺れたとき。「…〇〇、それ言いにくかったんじゃない?」
名前と、受け取った言葉。それだけ。
一回だけ、が大事。何度も呼ぶと価値が薄れる。
歩くとき、隣に並ぶ
前を歩かない、後ろも歩かない。
隣に並んで歩く。
それだけで、同じ目線でいる、が伝わる。
「今日、来てよかった」をさりっと言う
デートの終盤、または帰り際。
「今日、来てよかった」。
過去形で言う。今日がよかった、という事実として置く。
感謝じゃなく、今日という時間への評価。女性はこれを受け取ったとき、「この人に来てよかったと思わせられた」という充実感を感じる。
「また会いたい」を作るデートの条件
条件1 話しすぎない
たくさん話した、じゃなく。
全部話せた気がしなかった、の方が「また話したい」を生む。
話したいことがまだある、聞きたいことがまだある。そういう余白がある方が、続きに会いたくなる。
一回のデートで全部を出さない。次への橋をかける話題を、一個残しておく。
条件2 記憶に残る瞬間を一個作る
どこで食べた、何をした。それより「あのとき何を言ってくれたか」の方が記憶に残る。
会話の中で一回だけ、ちゃんとした言葉を出す。
「さっきの話、面白かった。もっと聞きたい」でも「今日、思ってたより楽しかった」でもいい。
ちゃんとした言葉、が一回あるだけで、そのデートの印象が変わる。
条件3 去り際を丁寧にする
帰り際の5分が、その日全部の印象を塗り替える。
解散する直前に何を言うか。
「今日楽しかった、ありがとう」じゃなく。
「また話したいことができた」。
または「今日の帰り道、何考えるんだろ」って独り言みたいに言う。
何を考えるか、を女性は帰り道にずっと考える。考えながら、今日を振り返る。振り返ってる間、その男がそこにいる。
条件4 次の約束を入れる
解散前に、次の布石を打つ。
「今度、〇〇行ってみたいんだけど、どう?」
断るより答えやすい形で出す。「行きます」じゃなく「どう?」と聞く。
行くことが前提の形で、どちらが都合がいいかを選んでもらう。
この布石があると、女性は帰り道に「次はどこに行くんだろ」を考える。今日の余韻の中に、次への楽しみが生まれる。
また会いたいを作る「余韻」の作り方
余韻1 帰り道LINEのタイミング
解散してから1時間くらいで、一言送る。
「今日ありがとうね、楽しかった」だけでいい。
早すぎると「もうLINE来た」になる。遅すぎると余韻が薄れる。
1時間、という時間が絶妙で。まだ今日の余韻の中にいる。その余韻の中に届く。
余韻2 今日のことを一個だけ残す
「さっきの話の続き、また聞かせてよ」。
または「今日食べたやつ、もう一回食べたくなってきた」。
今日に言及することで、まだ今日の中にいる、が伝わる。
帰ってもまだ今日が続いてる感覚。その感覚が、余韻になる。
余韻3 返信を求めない
「返信いらないよ、また今度ね」で締める。
求めない、が純粋さとして伝わる。
しかも返信しなくていいと言われると、返したくなる。
ホストクラブで女性が話してた「また会いたいと思ったデート」の本音
「話しすぎなかった人が記憶に残ってる」
あるお客さんが話してくれた。
「たくさん話してくれる人と、あまり話さないけど要所要所で刺さることを言ってくれる人。記憶に残ってるのは後者で。全部話してくれた人のことって、なぜか薄くて」って。
たくさん話した人より、少ししか話さなかった人の方が記憶に残ってた。
密度の問題。量より質、が恋愛でも同じ。
「帰り道に考えてた」
「解散してから、電車の中でずっとそのことを考えてた。また会いたいって思ったのって、帰り道だった。その場で決まったんじゃなくて、帰ってから決まった感じ」って。
また会いたいって、デート中じゃなく帰り道に決まる。
だから余韻の作り方が大事。帰り道に考えさせられる何かが、デートの中にあったかどうか。
「次の約束が帰り道を変えた」
「別れ際に『次ここ行こう』って言われて。帰り道、次のことを考えながら帰った。今日が楽しかったじゃなくて、次が楽しみ、になってた。それが嬉しかった」って。
帰り道が変わった。
今日の余韻から、次への楽しみに切り替わった。その切り替えが、また会いたいを確定させた。
失敗談
ホストを辞めた後の、初デートの話。
めちゃくちゃ頑張ってしまった。店を調べ、ルートを考え、話す話題まで用意した。
全部準備万端で臨んだ。
でも途中から、なんか空気が重くなってきた。
その子が後日言ってくれた。「なんか、すごく頑張ってるのが伝わってきて、こっちが緊張してしまった」って。
頑張ってるのが伝わって、緊張させてしまった。
頑張ることが逆効果だった。また会いたいを作るのは、うまいデートじゃない。
一緒にいて、楽しかった。話せてよかった。また話したいことができた。
目の前の人と、本当にいい時間を過ごそうとしてるか。その気持ちだけが、大事なんだよね。

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