寝てる時に触ってくる男性心理と、心地よさが不快に変わる線

夜中に、背中に手を置かれる。起きるほどじゃないけど、意識が浮上する。

翌朝、本人に聞くと、覚えてない。ほんとに覚えてないんだよ、あれ。


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眠ってる相手に手が伸びるとき、本人はたいてい何も考えてない

半分寝てる状態の動作は、記憶に残らない

深く眠ってる時間と、浅い時間が交互に来る。浅いほうにいるとき、人はけっこう動く。寝返り、独り言、腕を伸ばす。この延長で隣の人に触れてるケースが、まぁ、そこそこある。

意図がないから、翌朝の否定も嘘じゃない。ここでこじれるんだよね。触られた側は現実に起きた出来事として持ってて、触った側には記録がない。同じ夜の話をしてるのに、噛み合わない。

生きてるか確かめる、みたいな触り方

もうひとつが、不安側の動き。

寝つけない夜に、隣の人の背中に手を置く。呼吸してるのを確認して、それで落ち着く。この動作を無意識にやってる人がいる。

言葉にすると気持ち悪く聞こえるけど、やってる本人にとっては暖房のスイッチくらいの感覚。関係が不安定な時期に増えるのが特徴で、逆に言えば、増えたなと思ったら相手の側で何か動いてる合図かもしれない。


触り方で、中身はだいたい割れる

背中や頭に来る手

背中、肩、髪。この辺は、性的な意味を持ちにくい場所でね。無意識の接触が集まりやすいのもここ。

一方で、明確に狙いのある部位に来る場合。これは覚醒してる。ほぼ確実に起きてます。無意識だったと言われても、寝てる人間はそこまで正確に手を動かせない。

読むのはそこ。曖昧に済ませたい話ほど、動作は正直に出る。

起こさない配慮があるかどうか

手の重さと、動きの速度を見るといい。

置くだけで止まる手は、触れてる状態を作りたいだけ。じわじわ動いて、こっちの姿勢を変えさせてくるのは、起こしにかかってる。目的が違う。

一番はっきりしてるのが、こっちがもぞっと動いたときの相手の反応。すっと引くか、続けるか。引く人は、起こしたくないと思ってる。続ける人は、起きてもいいと思ってる。

その一瞬で、けっこう分かるんですよ。


店で女性たちが言っていたこと

寝たふりでやり過ごしてる人が、想像より多い

カウンター越しに、氷をからんと鳴らしながら言われた台詞がある。

「起きてるんだけどさ、起きたら気まずいじゃん。だから寝たまんま」

これ、何人からも聞いた。目を開けるタイミングを失う、という言い方をした人もいた。ぱち、と開けた瞬間に、相手が気まずくなるのが分かってる。だから固まってる。

そのまま朝を迎えて、何もなかったことにする。この処理を何ヶ月も繰り返してる人がいた。話を聞きながら、俺は自分の過去を掘り返されてる気分になった。

起きてたら絶対しないことを、してくる

もっと重い話も出た。

「起きてる私には絶対聞かないくせに、寝てると来るんだよね」

これを言われたとき、ぞわっとした。相手が返事をできない状態を選んでるってことだから。無意識の接触とは、まったく別の話になってくる。

眠ってる人間は、断れない。この単純な事実を分かった上で選んでるなら、それは甘えじゃなくて、断られない状況を取りに行く動きでね。愛情の話に混ぜて処理しないほうがいい。

眠ってる相手に性的に触れるのは、事前に二人で決めてない限り、同意の外側にある。ここだけは曖昧にできない線だと思ってる。


俺が寝てる相手に触って、翌朝ぐだぐだになった話

無意識だった、では通らなかった

ホスト時代、生活が完全に昼夜逆だった。朝方帰って、相手はもう起きる時間で、すれ違いばかり。

ある朝、寝てる相手の腕を掴んで起こしたことがある。何か話したかったわけじゃなくて、単に一人でいるのが嫌だったんだと思う。

向こうは、めちゃくちゃ不機嫌だった。当たり前でしょ。四時間しか寝てないところを削られたわけだから。

俺は、無意識だったと言った。半分は本当で、半分は嘘だった。掴む前に、一瞬迷った記憶がある。迷ったってことは、意識があったってこと。

聞けば済んだ話だった

後で言われた。

「触りたいなら、起きてるときに言えばいいじゃん」

ぐうの音も出なかった。俺は、断られるのが怖くて、断れない時間を選んでたわけで。自分がやってたことの形を、そこで初めて見た。

情けなさで耳が熱くなって、その日は一日中うまく喋れなかった。

分かってきたのは、寝てる相手に手が伸びるとき、そこには言えなかった何かが必ず残ってるということ。眠くて、寂しくて、でもそれを起きてる相手に言うのが恥ずかしい。だから、返事のない相手に向けて出す。


心地よさが不快に変わる線

眠りが実際に削られているか

判定の基準を、感情に置かないほうがいい。ややこしくなるから。

睡眠が削られてるかどうか。それだけで測る。週に何度も夜中に目が覚めて、翌日ぼんやりしてるなら、それは相手の意図と関係なく、こっちに実害が出てる。

愛情表現かどうかの議論を先にやると、話が終わらない。眠れてない、という事実は動かせないから、そこから入るのが早い。

起きているときに、同じことを頼めるか

もうひとつの物差しがこれ。

起きてるときに、同じ行為を口に出して頼める関係か。頼めるなら、寝てる間の接触もだいたい問題にならない。頼めない、または頼まれたら断るような内容なら、寝てる間にやってる時点で順番を飛ばしてる。

シンプルだけど、けっこう機能する見方だと思ってる。


言い出せない人へ

責めない形にすると、話が早い

嫌だと伝えると、人格を否定された感じで受け取る人がいる。だから、行為そのものより睡眠の話に寄せる。

夜中に目が覚めると翌日きついから、寝るまでにしてほしい。この形なら、拒絶じゃなく生活の調整として渡せる。

それとセットで、代わりの回路を作っておくと効く。寝る前に十分だけくっつく時間を作るとか。触ること自体を全部禁止すると、相手の側の不安がどこにも行き場をなくして、別の形で出てくるからね。

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