好きすぎて怖い、という感情
好きなのに、怖い。この矛盾した感情、経験したことある女性は多いと思う。でも男側から見ると意味がわかりにくい。好きなら嬉しいじゃないか、って。
違う。本気で好きになると、失うことへの恐怖が同時に来る。好きじゃなかったときは傷つかなかった。でも本気になった瞬間に、この人を失ったらどうしよう、嫌われたらどうしよう、という恐怖が生まれる。
好きの深さと、怖さの深さは比例してる。
ホスト時代、この状態の女性を何人も見てきた。普段はしっかりしてるのに、特定の男の話になると急に不安定になる。好きすぎて、感情のコントロールができなくなってる。
その状態の女性が取る行動には、パターンがある。
「好きすぎて怖い」状態の女性が取る行動
行動1 急に連絡を控える
好きだから連絡したい。でも好きすぎて怖いから連絡できなくなる。
送ったら重いと思われるかも。既読スルーされたら怖い。返信が冷たかったらどうしよう。
そういう恐怖が、連絡する手を止める。
男側からすると「最近連絡来ないな」ってなる。でも女性の中では、毎日その男のことを考えてる。連絡してないのに、ずっと考えてる。
この状態、前の記事で書いた「本気だから返信が遅くなる」と同じ構造で。好きじゃないから連絡しないんじゃない。好きすぎて、動けなくなってる。
行動2 わざとそっけなくする
好きな男の前で、急によそよそしくなる。
普段はフレンドリーなのに、その男と二人になると急に敬語になる。または話しかけられても短い返事しかしない。
恥ずかしさと恐怖が混ざって、正反対の行動になって出てくる。
ホストクラブで何度も見た光景。いつも来てくれてるお客さんが、ある日から急によそよそしくなった。何かしたかな、って思ったら、実はその子が本気になり始めた段階だったりする。
本気になったから、距離を置こうとしてた。でも来てる。その矛盾が全部を物語ってた。
行動3 友達経由で探りを入れる
直接聞けないから、周りを使って情報を集める。
「あの人って、どんな人なの?」「最近誰かと会ってるみたい?」「私のことどう思ってるか知ってる?」。
本人には聞けないけど、知りたい。その欲求が、間接的なルートを使わせる。
好きすぎて正面から向き合えない状態、の典型的な行動。
行動4 SNSを細かくチェックする
投稿の内容、いいねの数、フォロワー。誰の投稿にいいねしてるか。ストーリーをいつ見てるか。
自分でも「気持ち悪い」と思いながら、止められない。
あるお客さんが話してくれた。「その人のインスタ、何回見たかわからない。投稿してなくても見に行って、いいねの数とか全部確認してた。こんな自分が嫌だったけど、やめられなかった」って。
やめられない、が本気の証拠。
コントロールできなくなってる状態が、好きすぎて怖い、の実態。
行動5 過去の会話を何度も読み返す
LINEの履歴、もらった言葉。
「これってどういう意味だったんだろ」「あのとき何を考えてたんだろ」って、同じ会話を何度も読み返す。
意味を見つけようとしてる。好意の証拠を見つけようとしてる。または、傷つくかもしれないものを先に見つけて、傷つく準備をしようとしてる。
どちらにしても、その男のことが頭から離れてない状態。
行動6 避けてるのに、いる場所に現れる
その男が来るとわかってる場所に、なぜかいる。
来ないふりをして来てる。気づいてないふりをして、でも視界には入れてる。
この行動、女性自身も意識してないことが多い。なんとなく行ったら、いた。でも実は、いるとわかってたから行ってた。
無意識が動いてる状態。
行動7 他の男の話をしてみる
好きな男の反応を見るために、他の男の名前を出す。
「最近〇〇さんがよく話しかけてくれて」「友達の紹介でいい人がいるらしくて」。
ヤキモチを焼かせたいわけじゃなく、この男が私のことを気にしてるかどうかを確かめたい。
反応を見るための、迂回したアプローチ。好きすぎて直接聞けないから、こういう形になる。
「あなただけ」と思わせる心理条件
好きすぎて怖い、という感情を持った女性が、あなただけ、という確信に至るまでに何が必要か。
これ、ホスト時代に一番研究したテーマかもしれない。
条件1 見てくれてる実績が積み重なってること
何度も書いてきた話だけど、ここでも核心になる。
あなただけ、って思わせるためには、私だけを見てくれてる感覚が必要。
その感覚は一回の体験じゃ作れない。何度も見てくれてた、という積み重ねから生まれる。
言葉を覚えてた。変化に気づいてた。言わなかったことを読んでた。
その積み重ねが、この人は私のことをちゃんと見てくれてる、になる。
見てくれてる人は、あなただけ、になりやすい。
条件2 弱みを受け取ってくれた体験があること
前の記事で書いた弱みの話。
弱みを見せて、ちゃんと受け取ってもらえた体験が積み重なると、この人には全部出せる、になる。
全部出せる相手って、他にいない。その希少性が、あなただけ、を作る。
弱みを出しても引かなかった、責めなかった、普通に接してくれた。その体験の数が、特別さの深さになる。
条件3 誰にでもじゃない、と感じられること
誰にでも優しい男に、あなただけ、は生まれにくい。
この人、私にだけこうしてくれてる。そういう感覚が必要。
でも作ろうとしても作れない。本当にその人のことが気になってる状態から、自然に出てくる特別扱いだけが伝わる。
作った特別感はバレる。本物だけが、あなただけ、に変わる。
条件4 一貫してること
好きなときだけじゃなく、いつでも同じ温度でいること。
機嫌がいい日、悪い日。忙しい日、暇な日。全部で基本的な接し方が変わらない。
変わらない男のそばに、女性は「この人は信頼できる」と感じる。信頼できる人間は、替えがきかない。替えがきかない存在が、あなただけ、になる。
条件5 追いかけすぎないこと
好きすぎて怖い状態の女性に、ガンガン追いかけると逆効果になることがある。
怖いから距離を置こうとしてるのに、追いかけられると余計に怖くなる。
少し余裕を持って待てる男のそばで、女性は安心して好きでいられる。
追いかけないけど、いる。
その状態が、女性の恐怖を減らしながら、気持ちを深めさせる。
条件6 傷つけないという実績があること
過去に傷つけなかった。怒ってもひどいことを言わなかった。弱みを使わなかった。秘密を守った。
傷つけない実績が積み重なると、この人と本気になっても大丈夫、という確信が生まれる。
その確信が、好きすぎて怖い、から、好きで大丈夫、に変わっていく。
あなただけ、という感情って、怖さが薄れた後に残るもの。怖さを薄れさせるのは、傷つけない実績だけ。
女性が話してた「好きすぎて怖かった」本音
「本気になるの怖かった」
あるお客さんが話してくれた。
「好きになりそうで、なりたくなかった。また傷つくのが怖くて。でもなってしまって、もうどうにもならなかった。好きになってから、毎日怖かった」って。
好きになってから毎日怖かった、か。
これが好きすぎて怖い、の正体。感情が制御できなくなった状態。その状態のとき、女性はものすごく傷つきやすくなってる。
「自分でも引くくらい考えてた」
「その人のことを、起きてる間ずっと考えてた。ご飯食べながら、仕事しながら、寝る前も。自分でもやばいって思ってた。でも止められなかった」って。
止められなかった。
意志で止められない状態が、本気の証拠。
こういう状態の女性が取る行動って、本人でも理解できないことがある。急に冷たくなったり、急に近づいてきたり。その不規則さが、好きすぎて怖い、から来てる。
「あなただけって思ったとき、楽になった」
「ずっと怖かったんだけど、ある日この人はちゃんと私を見てくれてるって確信できた瞬間があって。そのとき、急に楽になった。好きでいていいんだって思えた」って。
確信できた瞬間に楽になった。
確信が怖さを消した。
その確信を与えた男が、あなただけ、になった。
好きすぎて怖い女性への、正しい向き合い方
急かさない
好きすぎて怖い状態の女性は、感情の整理に時間がかかってる。
その時間を、急かさない。
「どう思ってるの?」「俺のことどう感じてる?」って答えを急ぐと、まだ整理できてない感情を無理に出させることになる。
無理に出した感情は、本音じゃないことがある。
待てる男のそばで、女性は自分のペースで感情を整理できる。整理できた後に出てくる感情が、本音。
怖くない証拠を積み重ねる
言葉で「怖くないよ」と言っても伝わらない。
傷つけなかった実績、受け取ってくれた実績、見てくれてた実績。それを積み重ねることしかない。
時間がかかる。でも急ごうとすると逆効果になる。
じわじわと、確実に。それしかない。
ちゃんとそこにいる
追いかけすぎない。でも消えない。
好きすぎて怖い女性が距離を置こうとしたとき、怒らない。拗ねない。ただ、ちゃんとそこにいる。
消えない男のそばで、女性は「この人は逃げない」という安心を得る。
逃げない人間への信頼が、怖さを少しずつ溶かしていく。
溶けていった先に、好きでいていい、という解放感が来る。
その解放感の中で、あなただけ、が完成するよ。

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