重い、ってどこから来るのか
重いって言葉、よく聞くじゃん。
感情を持つことは重くない。表現することも重くない。でもそのタイミング、量、頻度が相手の処理能力を超えたとき、重くなる。
ホスト時代、お客さんから「好きな人のLINEが重い」という相談を何十回も聞いた。全部を聞いていくと、パターンがある。心当たりがある男は、今日から変えた方がいい。
重い男のLINE特徴
特徴1 既読後すぐ「見た?」を送る
既読がついてる。でも返信が来ない。
5分後に「見た?」。
これ、受け取る女性の気持ちを想像してほしい。
見てる。でも返せてなかった。そこに「見た?」が来た瞬間、監視されてる感覚になる。返せなかった罪悪感が、プレッシャーに変わる。プレッシャーになった相手からは、逃げたくなる。
返信が来ない理由は無数にある。忙しい、考えてる、タイミングを計ってる、寝てた。でも「見た?」を送ることで、その全部を「返さなかった」という罪に変えてしまう。
送るなら「時間あるときで大丈夫だよ」だけ。それ以外は待つ。
特徴2 返信が来るまで連打する
一通目。返ってこない。二通目。返ってこない。三通目。
「ねえ」「どうしたの」「なんかあった?」「怒ってる?」「ごめん何かした?」。
受け取る側、開いた瞬間に5通来てる。
その5通を見て最初に感じることって、怖い、だったりする。怖い、の次に来るのが、めんどくさい。めんどくさい、の次に来るのが、この人と連絡取るのしんどい。
連打することで、返したい気持ちを消してしまってる。
一通だけ送ったら、あとは相手のペースを待つ。それ以上送らない。それだけで、重い男から抜け出せる。
特徴3 「おはよう」「おやすみ」の義務化
毎日送り続けることで、習慣になってしまったパターン。
最初は嬉しい。でも毎日続くうちに、返さないといけない義務になる。義務になった連絡って、返すことがストレスになる。
おはよう、の返信を返さなかった日に「どうしたの?」って来る。これで完全に義務化が確定する。返さなかったことを指摘された。次からは返さないといけない、がより強固になる。
送りたいから送る、は重くない。でも返信を前提にした挨拶の送り合いは、じわじわ重くなる。
毎日じゃなくていい。送りたいときだけ、理由がある形で送る。
特徴4 長文で感情を吐き出す
気持ちが高まって、思いの丈を全部書いた。
「最近あなたのことをすごく考えてて、あのとき言ってたことが頭から離れなくて、一緒にいる時間がすごく好きで、あなたのことが…」
スクロールしないといけないくらいの長さ。
受け取った女性、最初の3行で「長い」と感じる。長いと感じた瞬間、気持ちより文章量が先に来てしまう。
気持ちを全部書いた、でも伝わったのは「長文を送ってくる人」だけ。
気持ちは短く。「なんか今日、会いたくなった」この一文の方が、長文より深く刺さることがある。
特徴5 返信に対してリアクションが過剰
女性が一言返した。「今日疲れた」。
「え、大丈夫?!何があったの?!しんどいなら話聞くよ!無理しないでね!電話しようか?!」
句読点と感嘆符の嵐。
女性は「今日疲れた」という事実を伝えただけ。でも返ってきたのは、解決しようとする圧力の塊。
過剰なリアクションって、相手の感情を大きく見積もりすぎてる。または、自分のケアしたい欲求が出てしまってる。どちらにしても、受け取る側は処理しきれない。
返すなら「疲れたんだね。ゆっくりして」だけでいい。
特徴6 未読の時間を計算してる
「10分前に送ったのにまだ未読…」「さっきまで既読つかなかったのに急についた、スマホ見てたんだ」。
これ、口に出さなくても計算してる男、多い。
そしてその計算が行動に出る。「さっき既読ついてたよね、返せなかったの?」みたいな。
これ言ってしまった瞬間に、監視してたことがバレる。しかもそのことへの言い訳ができない。
スマホの通知を気にしすぎてる自覚があるなら、アプリを一回閉じる。返ってくるまで開かない。それだけで、余裕のある男に見える。
特徴7 深夜に感情的なLINEを送る
夜中の2時、3時。眠れなくて、感情が溢れて、長文を送る。
「あなたのことを考えてたら眠れなくて」「突然ごめん、でもどうしても伝えたくて」。
受け取った女性、寝てた場合は通知で起きる。起きてた場合は、消化できない感情を深夜に押しつけられた感覚になる。
翌朝どう返せばいいかわからない。返さないと罪悪感がある。返すと話が続く。どちらも選びたくない、になる。
深夜に送りたくなった感情は、下書きに保存する。翌朝読んで、それでも送るかどうか判断する。
特徴8 「なんで返してくれないの」を送る
これ、送った時点でほぼ終わり。
返してくれない、という責めの言葉。受け取った女性に残るのは、罪悪感と怖さだけ。しかも「なんで」って聞かれても、答えられる理由があるわけじゃないことが多い。忙しかった、忘れてた、どう返すか考えてた。そういう理由は、なんで、という質問には答えにくい。
答えにくい質問を責める形で送ってくる男から、女性は静かに離れていく。
特徴9 既読がついた時間で感情が変わる
昼間に既読ついた、夜に返ってきた。「昼間見たのに、なんで今頃」ってなる男がいる。
その感情が、LINEの返信に滲み出る。「遅くなったね」「忙しかったの?」の語尾や温度感に、拗ねた空気が出てる。
女性はそれを感じ取る。「あ、怒ってる」ってなって、謝るか、さらに返信しにくくなるか。どちらも関係にとってマイナス。
返ってきた時間は気にしない。返ってきたことだけを受け取る。それだけで、器の大きさが伝わる。
特徴10 「今何してる?」を頻繁に送る
何度も書いてきたけど、これが一番広まってる重さの原因かもしれない。
今何してる、って聞かれると、答えないといけない感じになる。答えたら続きが来る。続きが来ると、また返さないといけない。しかも今何してるって聞いてる男の本音って、「俺のことを考えてるか確認したい」だったりする。その不安が、頻繁な「今何してる?」になって出てくる。
不安を解消するために送ってる連絡は、重さになって伝わる。
ホストクラブで女性が話してた「重かったLINE」の本音
「通知が来るのが怖くなった」
あるお客さんが話してくれた。
「最初は返してたんだけど、だんだんLINEの通知が来るのが怖くなってきて。また来た、って感じで。スマホの通知音を聞くたびにドキッとするようになった。そこで、あ、これはもう無理だって思った」って。
通知音が怖くなった、という状態。
好きな人からの連絡が怖くなる。これが重さの最終形態で。ここまで来るともう戻れない。
通知が来るのが楽しみな関係と、怖い関係。この差が全部だったりする。
「スタンプだけ送ってきたとき、終わりにしようと思った」
「重いLINEが続いてて、返すのがしんどくなってた。そしたら返信が遅かった日にスタンプだけ来て。拗ねてるのわかって、そのとき終わりにしようって決めた」って。
スタンプで拗ねる、か。
言葉にしない感情表現って、受け取る側には伝わる。しかも言葉じゃないから、反論もできない。
スタンプ一個が、終わりを決めた。
「返信ちゃんとしてたのに、また催促が来たとき」
「ちゃんと返してたんだよね。でも少し返信が遅れた日に催促が来て。ちゃんとやってたのに、って思ったら、もう返したくなくなった」って。
ちゃんとやってたのに、という感覚。
女性なりに関係を維持しようとしてた。でもそれを無視するように催促が来た。
頑張りを見てもらえなかった失望が、関係を壊した。
なぜ重くなるのか、根本的な理由
重いLINEを送り続ける男の共通点って、不安が行動を動かしてること。
好かれてるか不安。忘れられてないか不安。他の男がいるんじゃないかと不安。返信が来ないことへの不安。
その不安を解消するために送ってしまう。でも不安から来た連絡は、受け取る側に重さとして伝わる。
不安を解消するために連絡してる、ということが透けるから。
不安じゃない状態から送る連絡は、重くない。ただこれが気になった、伝えたかった、という純粋な動機から来てる連絡は、重くならない。
重くなる連絡と、重くならない連絡の差は、動機にある。
重い男から抜け出す、具体的な方法
まず送る前に一回止まる
送りたいと思ったとき、すぐ送らない。
なんで送りたいのかを考える。
気になって伝えたいから、なら送っていい。不安を解消したいから、なら待つ。
この一秒の判断が、重い男と重くない男を分ける。
返ってこなくても、次の行動をしない
返ってこないとき、追加で送らない。電話しない。催促しない。
ただ待つ。
待てる男は、余裕がある男に見える。余裕がある男のそばに、女性はいたくなる。
待てない男は、余裕がない男に見える。余裕がない男のそばから、女性は離れていく。
待てるかどうか、それだけで全然違う。
自分の時間を豊かにする
連絡が気になる理由って、それ以外のことがないから、という場合が多い。
仕事、趣味、友人、自分の時間。そういうものが充実してると、連絡が来ない間も忙しい。気になる暇がない。
気になる暇がない男のLINEは、自然とスパースになる。スパースになった分だけ、来たときの価値が上がる。
元ホストの正直な話
ホストを辞めた直後好きな子ができた。ホスト時代は余裕でいられてたのに、自分のこととなると全部崩れた。
LINEを送りすぎた。返ってこないと確認した。深夜に感情的な長文を送った。
その子から「なんか、重く感じるときがある」って言われた。
ホストとして重さについて散々語ってきたのに、自分がやってた(笑)。
そのとき俺が変えたのは一個だけ。
送る前に、なんで送りたいのか、を一回考えること。
不安だから、なら送らない。気になるから、なら送る。
難しいことは何もないんだよなぁ…。

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