尽くさせる男と、尽くされない男の差
同じようなルックス、同じようなスペック。なのに片方には女性が尽くして、片方には尽くされない。
この差って何だろうって、ホスト時代ずっと考えてた。
尽くされる男って、尽くさせようとしてない。尽くしてもらおうとしてる男ほど、尽くされない。尽くしてもらうことを考えてない男ほど、気づいたら女性が勝手に尽くしてくれてる。この逆転が、最初わからなかった。
なぜ女性は特定の男に尽くしたくなるのか
心理的な話から入る
人間って、自分が投資したものへの執着が強くなる仕組みを持ってる。
時間をかけた、お金をかけた、感情をかけた。かければかけるほど、その対象を大切に思いたくなる。やめにくくなる。
これ、恋愛でも同じ。女性が男に尽くし始めると、その男への投資が増える。投資が増えると、その男を大切にしたくなる。もっと尽くしたくなる。
最初の一歩を踏み出させることができれば、あとは勝手に回り始める。でも最初の一歩は、作れない。作ろうとすると嘘になる。その一歩が自然に出てくる男に、特徴がある。
ホスト時代に見てきた、貢いでもらえる先輩の共通点
5年間で一番売り上げを作ってた先輩が何人かいた。
全員に共通してたこと。
自分の世界を持ってた。誰かに依存してなかった。お客さんからの好意を、当たり前として受け取らなかった。でも必死に感謝もしなかった。
さらっと受け取って、さらっと返す。
その自然体が、もっと与えたくなる感情を生んでた。
特徴1 もらうことに慣れてない
プレゼントをもらって、過剰に喜ばない。
「ありがとう、嬉しい」。それだけで終わる。
この反応、一見冷たく見える。でも女性からすると「また渡したくなる」感覚を生む。
なぜかというと、まだ満足させてあげられてない気がするから。もっと喜ばせたい、という欲求が残るから。
逆に過剰に喜ぶ男は、一回で満足させてしまう。満足してしまった相手に、また与えたいとは思いにくい。
慣れてない感じ、が正確な表現で。普段あまりもらわない人間のもらったときの反応に、女性は続きを渡したくなる。
特徴2 自分の時間を大事にしてる
会いたいと言われたとき、全部に応じない。
「今日はちょっと無理、来週はどう?」って言える。
この断りが、希少性を作る。前の記事で書いた話と重なるけど、いつでも会えると思われてる男への欲求は薄い。
でもこれ、わざと断ってるわけじゃない。
本当に自分の時間があるから断れる。仕事がある、趣味がある、友人がいる。それが自然な断りになってる。
自分の時間を持ってる男のそばにいることが、特別に感じる。その特別感が、もっと一緒にいたい、もっと覚えてほしい、という動力になる。
特徴3 受け取り方が上手い
女性が何かをしてくれたとき、ちゃんと受け取る。
「助かった」「それで楽になった」「あなたがいてよかった」。
受け取れない男がいる。なんでもないよ、大丈夫だよ、気にしないで。
受け取れない男のそばで、女性は役に立てた感覚がない。役に立てないなら、尽くす理由がなくなる。
受け取ってくれる男のそばでは、役に立てた感覚が生まれる。その感覚が、また役に立ちたい、に変わる。
尽くしたくなる感情の正体って、相手の役に立てた喜びだったりする。その喜びを与えてくれる男が、尽くしたい男になる。
ホストクラブで指名が続くお客さんって、俺の存在が何かに役立ってると感じてくれてた子が多かった。役に立てた、という感覚が、また来たいに変わってた。
特徴4 何かに本気で打ち込んでる
仕事でも趣味でも、何かに熱中してる男。
その熱中してる姿を見た女性が、応援したくなる。背中を押したくなる。力になりたくなる。
これ、支援したい、という感情に近い。
本気でやってる人間の夢や目標って、見てるだけで引っ張られる感覚がある。その感覚の中にいると、一緒に何かをしたくなる。
しかも打ち込んでる男は、全部の時間を女性に使えない。使えないからこそ、使ってもらえる時間が特別になる。特別な時間のために、何かしてあげたい、になる。
何もない男の暇な時間を埋めるために、女性は尽くさない。熱中してる男の邪魔をしないために、でも役に立ちたくて、尽くす。
特徴5 感謝を言葉にできる
尽くされたとき、ちゃんと言葉で返す。
「ありがとう、こういうことしてもらえると思ってなかった」「俺のこと考えてくれてたんだね」「これ嬉しかった、本当に」。
感謝が言葉になって返ってくると、女性はしてよかった、になる。してよかった感覚が積み重なると、また何かしたい、に変わる。
感謝を言わない男のそばで、女性は見えなくなったと感じる。見えなくなった感覚が続くと、やがて尽くすのをやめる。
特徴6 弱さをちゃんと持ってる
前の記事で書いた弱さの話とつながるけど。
完璧な男に、女性は尽くしたいとは思いにくい。完璧だから、必要とされてない感じがするから。
でも強さの中に弱さがある男、そこだけ不器用な男、この部分だけ頼りない男。そこを補いたくなる。守りたい、ではなく、補いたい。その感情が、尽くしたいの形で出てくることがある。
ホスト時代、意図せずお客さんに心配されてた先輩がいた。強そうに見えるのに、料理が全然できないとか、体調管理が下手とか。
「しょうがないから、これ作ってきた」って手料理を持ってくるお客さんが出てきた。
弱さが、尽くす理由を作ってた。
特徴7 一緒にいると成長できる気がする
この人のそばにいると、自分がよくなっていく気がする。
視野が広がる、気づきがある、新しいことを知れる、自分のことが好きになれる。
そういう感覚を与えてくれる男に、女性は投資したくなる。
投資先として魅力的だから、時間もお金も感情も使いたくなる。
一緒にいると楽しい、だけじゃなく。一緒にいると豊かになる感覚。
その感覚を与えられる男が、長く尽くされ続ける男になる。
特徴8 尽くされても当たり前にしない
何度尽くされても、毎回ちゃんと受け取る。当たり前にしない。
「また来てくれた」「また考えてくれたんだ」「また時間作ってくれた」。
また、という言葉が入ることが大事で。一回目と同じ感動を、何度目かにも持てる男。
当たり前にしないこと。これがずっと尽くしたい、を維持させる。
当たり前にされた瞬間に、女性は「もういいか」ってなる。当たり前にしない男のそばでは、ずっとしてあげたい感覚が続く。
ホストクラブで女性が話してた「尽くしたくなった理由」の本音
「役に立てた気がしたから」
あるお客さんが話してくれた。
「その人のためになんかしたとき、ちゃんと喜んでくれるんだよね。大げさじゃなく、さらっと。でもちゃんと伝わってくる。それが嬉しくて、また何かしたくなった」って。
さらっと、でもちゃんと伝わる。
受け取り方の絶妙さが、また与えたいを作ってた。
「この人には負けてらんない」
別のお客さんの話。
「その人、すごく頑張ってて。仕事もそうだし、自分磨きもそうだし。見てたらなんか、私も頑張らないとって思えてきて。しかもその人の役に立ちたいって、自然と思ってた」って。
頑張ってる姿への共鳴。
応援したい、一緒にいたい、何かしたい。全部が自然に出てきてた。
「感謝してくれたのに、また欲しくなった」
「プレゼントしたとき、すごく喜んでくれた。でも満足しきった感じじゃなくて、まだ足りてない感じが残って。それがなんか、次も渡したくなって」って。
満足しきってない感じが次を作った。
受け取ったけど、まだ喜ばせ足りてない感覚。その感覚が、また与えたいを生んだ。
やってはいけないこと
わざと弱みを見せる
弱さの演技、すぐバレる。
「実は俺、こういうとこが苦手で」って計算して言ってる弱さは、本物の弱さとは質が違う。
女性はその差を感じ取る。本物の弱さだけが、補いたい感情を生む。演じた弱さは、軽蔑に変わることがある。
感謝を過剰にする
「こんなにしてもらっていいの?ほんとにありがとう、どうしよう」って大げさな感謝も逆効果。
重くなる。または、次に何かするときのハードルを上げてしまう。また同じくらい喜ばせないといけない、というプレッシャーが生まれる。
さらっと、でもちゃんと伝わる感謝が一番で。
尽くさせようとする
「俺のためにこれやってよ」「もっとこうしてほしい」。
明示的に求めてしまうと、義務感が生まれる。義務になった行動は、愛情じゃなくなる。
求めない男のそばで、女性は自発的に動く。その自発性が、尽くす、という感覚の本質。
ホスト時代、売り上げが一番よかった時期を振り返ると
意外と、何もしてなかった。
お客さんに何かを求めてなかった。来てほしいとも思ってなかった。ただ、来てくれたときはちゃんとそこにいた。
そしたらお客さんが、勝手に来てくれるようになった。来るたびに、何かを持ってきてくれるようになった。
なんでだろうって聞いたら「なんか来たくなるんだよね、あなたのとこ」って言ってくれた。
なんかなんだよなぁ…。

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