連絡って、続けるものじゃなく続きたくなるもの
連絡を途切れないようにしよう、と頑張ってる男がいる。
でもその頑張り、伝わってる。
頑張って連絡してる感じって、受け取る側にじわじわ伝わってくる。「この人、義務感で送ってきてる」みたいな感覚として。
本当に連絡が途切れない関係って、どちらかが頑張って維持してるわけじゃない。お互いが自然と送りたくなってる状態。
その状態をどう作るか、が今日の話。
ホスト時代、お客さんとのLINEのやり取りをどう設計するか、かなり考えてた。連絡が途切れると来店につながらない。でも連絡を義務的に続けても、関係が深まらない。深まりながら、続く連絡の作り方。
なぜ連絡が途切れるのか
「返しにくい」が積み重なる
連絡が途切れる最大の理由はこれ。
返しにくいLINEが来る。返せないまま時間が経つ。返しにくさが罪悪感になる。罪悪感があるとさらに返しにくくなる。そのまま途切れる。
返しにくいLINEって何かというと、長文、重い内容、質問が複数、答えを求めてる雰囲気が強い、のどれか。または全部。
逆に言えば、返しやすいLINEを送り続ければ、途切れにくい。
「返す理由がない」状態になる
「お疲れ様」「最近どう?」「暇?」。
悪意はない。でも受け取った側に、返す理由が生まれにくい。
お疲れ様、って言われても。最近どう、って言われても。どう返せばいいか、わからなくなる。
返す理由が生まれる内容を送ることが大事で。
リズムが崩れる
毎日来てたのに来なくなった。来なくなったのに急に来た。そのランダムさが不安を生んで、結果的に返しにくくなる場合がある。
または、自分がしばらく返せてて、相手に返してもらえない期間が続いて、もういいかって心理になる。
リズムって、連絡の中にある暗黙のルールみたいなもの。崩れたとき、修復するのにエネルギーがいる。
連絡が自然と続く、7つの心理テク
テク1 「続きが気になる話」で終わらせる
一つの会話を完結させない。
「そういえば昨日こんなことがあって、」って送って、続きはまた今度、みたいな形で終わらせる。
または「なんか面白いことがあったんだけど、長くなるから今度会ったときに話す」って言ってLINEを閉じる。
続きが気になると、向こうから「何があったの?」って来る。来た時点で、会話が続いてる。
ホスト時代、次の来店理由を作るためにこれをよく使ってた。全部話さない、続きは次に、という設計。
テク2 「答えやすい一言」を定期的に投げる
長文じゃなくていい。
「今日のご飯何食べた?」「外寒い?」「これ見て思い出した」に画像一枚。
答えやすい、軽い、返さなくてもいいレベルの内容。
でも来てる、という事実が積み重なる。来てる事実が、忘れられない状態を作る。
しかも答えやすい内容ばかり送ってると、相手の返信ハードルが全体的に下がる。下がった状態で深い話をすると、スムーズに返ってくる。
テク3 「あなたを思い出した」を証拠付きで送る
「これ見てなんか〇〇のこと思い出した」に何かを添付する。
ニュース記事、写真、面白いもの。何でもいい。
大事なのは、日常の中で相手のことを思い出したという事実が伝わること。
計算して送ってるんじゃなく、たまたまそれを見たときに頭に浮かんだ。その自然さが、特別感になる。
しかも何かを添付することで、返しやすくなる。話題が生まれるから。
テク4 「返信しなくていい」を時々入れる
前の記事でも書いたけど、これ本当に効く。
「返信しなくていいけど、なんか今日思い出して」って送る。
返信を求めてない、という言葉が、返したくなる心理を生む。
プレッシャーがない言葉は、純粋さとして伝わる。純粋に送ってきてる人間に、返したくなる。
週に一回くらい、このトーンのLINEを混ぜる。毎回だと効果が薄くなる。
テク5 「未完了の約束」を作る
次に話す約束、次にやる約束を一個残しておく。
「今度それ教えて」「次会ったときに聞かせて」「その話、続き気になる」。
未完了の約束があると、次の連絡をする理由が生まれる。向こうから「そういえば、あれ」って送ってきてくれることもある。
会話に布石を埋めておく感覚。今の会話の中に、次の会話の種を植えておく。
ホスト時代、次の来店理由を作るのと同じ感覚で、LINEの中に次の話題の種を残してた。
テク6 「送った後に反応する余裕を持つ」
返ってきたLINEに、毎回すぐ返すより、反応を楽しむ。
「あなたが送ってきた内容、面白かった」「それ気になってた」「それ俺も最近思ってた」。
内容に反応することで、ちゃんと読んでる、ちゃんと受け取ってる、が伝わる。
受け取ってもらえてる感覚がある会話は、続けたくなる。届いてる感があるから。
テク7 「間を作る」
毎日必ず送らない。
たまに送らない日を作る。意図的に。
送らない日の翌日に来るLINEって、来た、という感覚が強くなる。毎日来てたら当たり前になってたものが、来なかった日があることで価値が戻る。
ただしこれ、頻度を下げるというより「リズムを変える」という感覚で。下げすぎると存在感がなくなる。
変化を作ること、が大事で。予測できないリズムが、気にさせる。
ホストクラブで女性が話してた「連絡が楽しかった男」の特徴
「返信を考えるのが楽しかった」
あるお客さんが話してくれた。
「その人からLINEが来ると、どう返そうかなって考えるのが楽しくて。内容がいつも面白いというか、返しやすいというか。なんか来るのが楽しみだった」って。
返信を考えるのが楽しい、という状態。
受け取ることだけじゃなく、返すことも楽しくなってる。双方向の楽しさがある関係は、途切れにくい。
「来ない日が気になった」
別のお客さんの話。
「毎日来るわけじゃないんだけど、来ない日があると、今日は来るかなって気になって。気になってるうちにこっちから送ってた(笑)。うまいよね、あれ」って。
気になってこっちから送った、が全部で。
相手が来ないことで、向こうから動かせてる。待つんじゃなく、動かせてる状態。
うまいよねって言いながらハマってた、というのがリアルで仕組みがわかってもハマる。
「内容より、タイミングが好きだった」
「その人のLINE、内容は普通なんだけど、タイミングが絶妙で。なんか考えてたときとか、ちょっと落ちてるときとか、そういうときに来る。なんでわかるんだろって思ってた」って。
タイミング、か。
内容より、いつ送るか。受け取る側の状態を読んで、そこに合わせて送れる男のLINEは、どんな内容でも刺さる。
やってはいけない連絡の続け方
毎朝おはようを送り続ける
最初は嬉しい。3日で当たり前になる。1週間で義務感が出る。1ヶ月で返すのがしんどくなる。
習慣になった連絡は、ありがたみがなくなる。
おはようを送るなら、何か一言添える。「おはよう、昨日の話の続き、考えてた」とか。ただのおはようより、続きがある。
既読無視されたらすぐ追加で送る
これ、前の記事でも書いたけど。
追加で送るなら、一言だけ。「時間あるときで大丈夫だよ」のみ。
連続で送ると、プレッシャーが生まれる。プレッシャーがある会話から、人は離れていく。
深夜に重い内容を送る
深夜に感情が溢れて、長文を送る。
受け取る方は、寝る前に重い内容が来て消化できない。翌日返そうとしても、どう返せばいいかわからない。そのまま途切れる。
深夜に送りたくなったら、下書きに保存して翌日読み直す。翌日読んで、それでも送りたければ送る。たいてい送らなくていいな、ってなる。
元ホストのちょっと笑える話
ホスト時代。
あるお客さんとのLINEが、ある時期から途切れがちになってた。
俺、焦って毎日送り始めた。おはよう、今日どうだった、最近どう?。
来店頻度も落ちてた。
先輩に相談したら「お前、重くなってる。一回全部止めろ」って言われた。
止めた。
3日後、お客さんからLINEが来た。「最近どうしたの?」って。
俺「なんか忙しくて、ごめん」って返した。
そのあと来店してくれた。
何もしなかった3日間が、動かした。
送り続けた期間より、止めた3日間の方が効いたんだよね。

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