浮気って、突然じゃない
ある日突然、彼女が浮気してた。
男からすると、青天の霹靂みたいに感じる。でもほぼ確実に、突然じゃない。
浮気って、何かが満たされなくなってきた結果として起きることがほとんどでその何かが、長い時間をかけて少しずつ欠けていって、あるとき埋めてくれる人間が現れる。
浮気したくなる心理、パターン別に
パターン1 「見てもらえてない」が積み重なった
これが一番多い。
付き合いたてのころは、ちゃんと見てくれてた。でも時間が経つにつれて、当たり前になっていった。
変化に気づかれなくなった。話を聞いてもらえなくなった。存在を感じてもらえなくなった。
その欠乏が積み重なったとき、急に現れた「ちゃんと見てくれる人間」に向かっていく。
見てもらえた、という体験が久しぶりで、感情が動いてしまう。
ホストクラブに来てた女性の中に、彼氏がいるにもかかわらず来てた子が何人もいた。その理由を聞くと、多くが「家では見てもらえない感じがして」だった。
ホストクラブに来ることで、存在を確認してた。
パターン2 「承認欲求が満たされてない」
可愛いと思われたい、頑張りを認めてほしい、価値ある存在だと感じたい。
その欲求が、関係の中で満たされなくなってるとき。
外に行けば満たしてくれる人間がいる、という状況になったとき、気持ちが向かいやすくなる。
褒め方が雑になった、感謝を言わなくなった、取り合ってもらえなくなった。そういう積み重ねが、欲求不満を作っていく。
パターン3 「ときめきがなくなった」
安定してる関係は心地いい。でも感情が動かなくなってくる。
ドキドキしない、緊張しない、楽しみがない。
そこに、新しい人間が現れる。知らない人間、まだ何もわかってない人間。その新鮮さに感情が反応してしまう。
慣れの怖さ、とも言える。
安定が当たり前になりすぎると、刺激がなくなる。刺激がない関係に、ときめきは戻ってこない。
パターン4 「信頼が揺らいだ」
約束を何度も破られた。感情的に傷つけられた。嘘をつかれた。
信頼が揺らぐと、この関係に本気でいることへの疑問が生まれる。
本気でいる必要がなくなってきた感覚が、他を見ることへの心理的なハードルを下げる。
傷ついた側が浮気をするパターン。
パターン5 「この人でいいのか、という迷い」
本格的に将来を考え始めたとき、この人との未来が本当に正解か、という問いが生まれることがある。
迷いがあるとき、別の選択肢を探してしまうことがある。
これは浮気というより、関係そのものへの疑問から来てるパターン。
浮気の前兆として出るサイン
スマホを見せなくなった
以前は普通に見せてたのに、急に画面を隠すようになった。
スマホを持って別の部屋に行くことが増えた。着信があると急いで取る、または取れない状況でも慌てる。
全部が浮気のサインじゃない。でも複数が重なってきたとき、何かが変わってる可能性がある。
外見への関心が急に上がった
急にダイエットを始めた。服を新しくした。メイクが変わった。
誰かに見られようとしてる、が外見の変化として出ることがある。
ただしこれも単独では判断できない。気分転換や季節の変化でも起きる。他のサインと合わさったとき、意味を持つ。
帰りが遅くなった、予定が増えた
以前は早く帰ってきてたのに、残業が増えた。友達との予定が急に増えた。
理由の説明が曖昧だったり、聞くと少し過剰に反応したりする。
以前と違う場所での充実感
関係に無関心になってきてるのに、どこかで満たされてる様子がある。
連絡が減った、会う時間が減った。でもなぜかしんどそうじゃない。
満たしてくれる何かが他にある、というサインの可能性がある。
予防策、具体的に
予防策1 見続けること
最初にやることがこれ。
付き合い始めのころと同じくらい、見てること。
変化に気づく。話を聞く。感情を受け取る。それを続ける。
当たり前じゃなくなった感謝を、もう一度言葉にする。「今日の〇〇、気づいてたよ」「それ、頑張ってたんだね」。
見てた事実が伝わり続けると、外に向かう理由が薄くなる。
予防策2 感謝を習慣にする
してもらってることを当たり前にしない。
一緒にいてくれてる、料理してくれてる、考えてくれてる。全部、言葉にして返す。
「ありがとう」を言い続けることの地味さは、関係を長く保つ一番の技術だと思ってる。
ホスト時代、長く来てくれてるお客さんに必ず言ってたのが「また来てくれてありがとう」だった。毎回。
毎回言われてることで、来ることへの価値が維持されてた。
予防策3 ときめきを作り続ける
ルーティンを崩す。
いつも行くお店じゃない場所に行く。いつもしない話題を出す。いつもと違う時間に会う。
小さい非日常を作ることで、慣れがリセットされる。
ドキドキ、は作ろうとして作れるものじゃないけど、場を変えることでふとした瞬間に生まれることがある。
予防策4 話を聞く機会を意識的に作る
忙しくなると、会話が減る。会話が減ると、感情の共有ができなくなる。
週に一回でいいから、ちゃんと話す時間を作る。
スマホを置いて、テレビを消して、ただ話す。何があったか、何を感じてるか、何が嫌だったか。
話せる関係は、外に向かう理由が薄くなる。
予防策5 外見のケアを続ける
付き合ったから油断する、はじわじわ関係を冷やす。
清潔感、体型、服装。付き合ってからも意識を続ける。
女性から見て、この人もまだ頑張ってる、という感覚は、自分も大切にされてる感覚につながる。
ホストクラブで女性が話してた「浮気を考えた瞬間」の本音
「見てもらえなくなってた」
あるお客さんが話してくれた。
「彼氏がいるのにここに来てるのって、わかってるんだけど。なんか、家にいると透明人間みたいな感じがして。ここに来ると、ちゃんと存在してる気がして。それだけで来てた」って。
透明人間みたい、という言葉が全部を表してた。
見てもらえなくなった女性は、見てくれる場所を探す。
「感謝されなくなってた」
「毎日ご飯作って、洗濯して、いろいろやってたのに、当たり前になってた。ありがとうって言ってくれなくなってから、なんかじわじわしんどくなって。で、職場の人がちょっとしたことでありがとうって言ってくれて、それだけで揺らいだ」って。
ちょっとしたことへのありがとう、それだけで揺らいだ。
当たり前にしてきたことの代償が、外からのわずかな感謝で揺れる状態を作ってた。
「新鮮さを求めてた」
「悪い人じゃないんだよ、彼氏。でもなんか、ときめかなくて。毎日同じで。それが苦しくて、刺激を求めてた。自分でも最低だってわかってたんだけど」って。
最低だってわかってた、という言葉。
本人も葛藤してた。ときめきのなさが、外への窓を作っていた。
正直な話
ホストとして、浮気相手になりかけたことがある。
お客さんに彼氏がいるとわかってて、でもその子が来続けてた。
ある夜「なんか、あなたといると自分を取り戻せる気がする」って言ってくれた。
そのとき俺、ちゃんと言った。「それ、彼氏に求めた方がいい。俺じゃなく」って。
その子、しばらく黙ってた。それから「わかってる、でも言えないんだよね」って言った。
言えない、か。
言えないまま、外に求めてた。言えてたら、関係が変わってたかもしれない。
浮気の予防って、外からの何かを防ぐことじゃない。
関係の中で、ちゃんと満たされてる状態を作り続けること。
それが、外に向かう理由をなくす方法だよね。

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