傷つけるつもりがなかった、が一番怖い
悪気がなかった。
でも傷ついた。
この組み合わせが、関係をじわじわ壊していく。
悪意のある言葉より、悪意のない言葉の方が深く刺さることがある。なぜかというと、この人はわかってないんだ、という孤独感が一緒についてくるから。
ホスト時代、女性から「この言葉で傷ついた」という話を何百回と聞いた。内容を分析してくと、パターンがある。
しかも言った男側は、傷つけたとさえ気づいてないことが多かった。
そのパターンを知ってるだけで、防げる傷がある。
彼女のテンションが下がる言葉
言葉1 「でも〜じゃん」
彼女が何かを話した後に「でも」から始める。
「今日仕事でこんなことがあって」「でも、そういうの気にしすぎじゃない?」
「なんか悲しかった」「でも、向こうも悪くないんじゃないの?」
否定から入ってる。
その言葉が来た瞬間に、女性は「やっぱりわかってもらえない」ってなる。
でも、が口癖になってる男、自分では気づいてないことが多い。
まず受け取る。でも、は受け取ってから使う。受け取った後の「でも」なら、別の話になる。
言葉2 「それくらい大丈夫でしょ」
「そんな小さいことで落ち込んでるの?」のバリエーション。
女性が気にしてることを、軽く扱った言葉。
この言葉を言う男の本音は、早く元気になってほしい、心配させないでほしい、から来てることが多い。
でも受け取る側には「私の感情、大したことないと思ってる」として届く。
大丈夫かどうかを決めるのは、言われた側。言う側が決めることじゃない。
言葉3 「また?」
同じことで落ち込んでる、または同じことを心配してるとき。
「またそれ?」「また同じこと言ってる」。
繰り返してることへの呆れが入ってる言葉。
女性が同じことで何度も悩むのには理由がある。解決してないから繰り返す。または、解決よりもわかってほしいという気持ちがあるから話してる。
また、という言葉が来たとき、女性はもう話すのをやめようとする。
言葉4 「知らない」「別に」
機嫌が悪いとき、または面倒になったときに出てくる言葉。
「今日どこ行く?」「知らない」。
「最近なんかありそうだけど」「別に」。
言葉を持て余してる感じ。でも受け取る側は、突き放された感覚になる。
こっちが関係を縮めようとしてるのに、あっちが閉じてる。その温度差が、不安を作る。
言葉5 「前の彼氏はどうだったの?」
これ、言ってしまう男がいる。
どんな文脈で言っても、聞かれた女性は不快になることが多い。
過去の男と比較されてる感覚になるか、または詮索されてる感覚になるか。どちらにしても、いい方向に向かわない。
言葉6 「重い」「面倒」
これが出てきたら、かなり深く傷つく。
「なんかその話、重いな」「面倒くさいな、それ」。
感情を出してくれてる相手に、重い、面倒、と言う。
言われた女性は、感情を出したことを後悔する。次から出せなくなる。出せなくなった感情が、溜まっていく。
言葉7 「そんなに気にすること?」
「普通気にしなくない?」「俺だったら気にしない」。
自分の基準で、相手の感情を測ってる。
あなたはそう感じるかもしれない。でも俺は気にしない。その対比が、感情を否定してる。
気にするかどうかは人によって違う。その違いを、あなたがおかしい、という形で伝えてしまってる。
彼女が不安になるLINEパターン
パターン1 急に素っ気なくなる
昨日まで普通にやり取りしてたのに、今日から急に返信が短くなった。
「そっか」「うん」「わかった」。
それだけになってる。
女性はその変化を感じ取る。感じ取って、何かしたかな、と思い始める。
何かしたかな、が不安になる。不安になると、LINEを送りにくくなる。または確認のLINEを送って、また素っ気なく返ってきて、さらに不安になる。
回避法。
素っ気なくなる理由がある場合、一言添える。「今日ちょっと疲れてて」「仕事立て込んでる」だけでいい。
理由がわかれば、女性は安心できる。理由がわからない変化が、一番不安を作る。
パターン2 既読がついてから長時間返信がない
既読がついた。でも1時間、2時間、返ってこない。
その間、女性は何をしてるかというと、なんで返ってこないんだろ、を考え続けてる。
これ、前の記事でも書いたけど、既読スルーと同じ構造。
回避法。
見たけど返せない状況なら「後で返す」の一言だけ送る。
それだけで女性の不安がゼロになる。後で返す、という一言が持つ安心感、軽く見てる男が多い。
パターン3 「?」「w」だけで返す
「今日どうだった?」に「?」。
「昨日のこと、考えてた」に「w」。
感情を出してきてる言葉に、記号一個で返す。
受け取ってもらえてない感覚になる。これも小さいことだけど、積み重なると「この人に話しても仕方ない」になる。
回避法。
一言でも言葉を返す。「?」より「それどういうこと笑」の方が全然違う。
記号じゃなく言葉で返すだけで、ちゃんと読んでる感が伝わる。
パターン4 未読無視が続く
既読すらつかない状態が長時間続く。
女性は「スマホ見てないのかな」から始まって、「無視されてるのかな」になる。
回避法。
スマホを見れない状況なら、前もって一言伝えておく。「今日会議続きで返信遅くなるかも」。
前もった一言があると、返信が来なくても不安にならない。
パターン5 文章の途中で終わる
「今日さ、」
「なんか、」
で終わってる。続きが来ない。
続きが気になって返信したら、普通に話が続いた。でも最初に「なんか、」で終わってた理由がわからない。
意図してやってた場合もある。でも意図せずやってた場合、女性には何かあったの?として伝わって、不安になる。
回避法。
途中で送ってしまった場合、すぐ続きを送る。または「途中で送ってしまった笑」と添える。
パターン6 「どうでもいい」という言葉
「今日のご飯どうする?」「どうでもいい」。
「この映画どう思う?」「どうでもいい」。
どうでもいいって、あなたへの関心がない、にも聞こえる言葉。
しかも何度も続くと、この人と一緒にいることへの意味を感じられなくなってくる。
回避法。
どうでもいい、が口癖になってるなら、一個だけ意見を出す習慣をつける。
「どっちでもいいけど、俺は〇〇の方がいいかな」。どっちでもいい、と言いながら意見を添えるだけで全然違う。
パターン7 「大丈夫だよ」の棒読み感
返信が速すぎて、内容が薄い。
「さっき泣きそうになった」に「大丈夫だよ!」が0.3秒で返ってきた。
考えてないのが透けてる。読んだ瞬間に返してる。
大丈夫だよ、の言葉の価値が、返信速度によってゼロになってる。
回避法。
重い内容が来たとき、一拍置いてから返す。
「大丈夫だよ」の前に、「それはしんどかったね」を一言入れるだけで、受け取ってから返したことが伝わる。
ホストクラブで女性が話してた「傷ついた言葉」の本音
「また?って言われてから話せなくなった」
あるお客さんが話してくれた。
「同じことで悩んでるの、自分でもわかってた。でも解決できなかったから繰り返してた。そしたら彼氏に『またその話?』って言われて。それから悩んでも話せなくなった。一人で抱えるようになって、なんか距離ができた」って。
また、の一言で話せなくなった。
話せなくなって孤独になって、距離ができた。
たった一言の積み重ねが、関係を変えた。
「重いって言われて、もう話さないって決めた」
「気持ちを話したら『それ重いな』って言われた。そのとき決めた、この人にはもう感情を話さないって。それからずっとそうしてた」って。
決めた、という言葉が怖い。
瞬間に決断されてた。そしてずっとそのまま続いてた。
男はその決断があったことを知らないまま、表面だけの関係を続けてた可能性がある。
「既読スルーの後の『わかった』が一番しんどかった」
「長めのLINEを送って、1時間後に既読ついて。返信が『わかった』だけだった。なんかその『わかった』が、全部読んでない感じがして。それが一番傷ついた」って。
わかった、が読んでない感じに映った。
読んでも、伝わってなかった。
言ってしまった後の対処法
傷つける言葉を言ってしまった、または不安にさせるLINEを送ってしまった後。
まずそれを認める
「さっきの言い方、悪かった」「あの返し、ちゃんと読んでなかったね」。
認める一言が最初に来ると、女性は受け取ってもらえた感覚になる。
謝罪より先に、認めること。何が悪かったかをわかってる、が伝わることが大事。
やりすぎない
謝りすぎると、また重くなる。
「ごめんね、本当にごめん、俺最低だよね」の連打は、女性が「もういいよ」って言わないといけない空気を作る。
一回、ちゃんと認めて、一回謝る。その後は普通に接する。
同じことを繰り返さない
謝った後、また同じことをする男がいる。
謝罪の言葉が全部空虚になる。
認めた、謝った、変えた。この三段階が揃ってはじめて、信頼が回復し始めるよ。

コメント