本気度って、上げようとして上がるものじゃない
「もっと俺のことを好きになってほしい」と思ってる男がいる。
でもそれを行動に出した瞬間に、逆効果になることが多い。
好きになってほしい、が透けた行動って、女性には伝わる。感じ取った女性は、むしろ引いていく。
本気度が上がる瞬間って、求められたときじゃなく、この人といると自分がよく見える、この人のそばにいたい、という感情が自然に湧いてきたとき。
だから本気度を上げる心理テクって、相手に何かをさせることじゃなく、そういう感情が生まれやすい状態を作ること。
ホスト時代、お客さんの来店頻度が上がる夜と上がらない夜の差を、何年も分析してきた。
頻度が上がった夜って、俺が何かをしてあげた夜じゃなかった。その子が何かを話してくれた夜、または自分の話を聞いてもらえた夜だったりした。
与えるんじゃなく、引き出す。これが本気度を上げる。
女性心理可愛がられたい本能の正体
可愛がられたい、は甘えたい、じゃない
勘違いしてる男が多い。
可愛がられたい、って聞くと、子どもみたいに扱ってほしい、甘えさせてほしい、というイメージを持つ。
でもそれは半分しか合ってない。
本当の意味での可愛がられたい、は「私の存在を大切にしてほしい」という感情に近い。
見ててほしい、気にかけてほしい、特別に扱ってほしい。
その感情が、可愛がられたい、として出てくる。
ホストクラブで何年も女性の感情を見てきて、一番強く感じたのがこれだった。
高いシャンパンを入れてほしいわけじゃない。何時間も話を聞いてほしいわけじゃない。
ただ、自分の存在をちゃんと大切にされてる感覚がほしい。
その感覚を与えられた男が、長く想われ続ける男になる。
可愛がられたい本能が出てくる場面
甘えてくるとき。怒ってくるとき。拗ねてくるとき。一生懸命になってくるとき。
全部、可愛がられたい本能が出てきてる状態。
この本能が出てきてるとき、ちゃんと受け取れた男が、本気度を上げられる男になる。
本気度を上げる心理テク、具体的に
テク1 「引き出す」会話をする
話してよかった、と感じさせること。
前の記事でも書いたけど、聞くことがコミュニケーションの核心。
でも聞き方を一個だけ変える。
出来事を聞くんじゃなく、感情を聞く。
「今日どうだった?」じゃなく「今日どんな気分だった?」。
感情を聞かれた女性は、感情を出していい場所だと感じる。感情を出した場所のことを、人は大切にする。
大切にしてる場所に、また来たくなる。
その「また来たくなる」が、本気度の上がり方。
テク2 「覚えてた」を定期的に出す
前に言ってたことを、自然に出す。
「そういえばあのとき言ってた〇〇、どうなった?」
覚えてた、が伝わる。覚えてた事実が、この人は私のことを気にかけてくれてる、という確信になる。
確信が積み重なると、この人への気持ちが深くなる。
テク3 「あなただけ感」を作る
全員に同じことをしない。
この人にだけ、という感覚を作る方法は一個だけ。
本当にその人のことが気になってる状態でいること。
気になってれば、その人のことが頭に残る。頭に残ってれば、その人に関係したことが目につく。目についたことが自然と連絡につながる。
「これ見て、なんかあなたのこと思い出した」って言葉が本物になるのは、本当に思い出したときだけ。
その本物の一言が、「私だけ感」を作る。
テク4 「ちょっと足りない」を作る
満足させすぎない。
全部の時間を使い切らない。話を全部終わらせない。
「この話、今度続きを聞かせて」で終わらせる。
足りない感覚が、続きが欲しい、を生む。続きが欲しいが、また会いたい、になる。
会いたい感情の積み重ねが、本気度を上げる。
テク5 「変わらない」を見せ続ける
機嫌が悪い日も、忙しい日も、基本的な接し方が変わらない。
この一貫性が、信頼を作る。
信頼できる人間への感情は、深くなりやすい。
変わらない男のそばで、女性は安心して感情を開く。開いた感情は、関係を深める。
可愛がられたい本能を活かす、具体的な方法
方法1 甘えてきたとき、当たり前にしない
「また甘えてる」じゃなく、受け取る。
甘えてきてくれてる、という事実に価値を感じる。
「来てくれた」くらいの感覚で受け取ると、女性は甘えてよかった、になる。
甘えてよかった体験が積み重なると、もっと甘えたくなる。
もっと甘えたくなる人のそばに、もっといたくなる。
方法2 拗ねてきたとき、からかわない
拗ねてる感情を笑わない。
「なんか機嫌悪い?」ってさりっと聞く。または黙って少し近づく。
拗ねてる、ということは可愛がられたい感情が出てきてる。その感情をちゃんと受け取ってもらえた体験が、安心を作る。
方法3 一生懸命な姿を見つけたとき、言葉にする
何かに一生懸命になってる場面を見た。
「今の顔、いいな」「一生懸命なの、見てた」。
一言だけ。
見てた、が伝わる。
見てくれてる人間のそばで、人は一生懸命になれる。一生懸命になれる場所に、また行きたくなる。
方法4 「必要とされてる感」を渡す
可愛がられたい、の裏には「必要とされたい」も入ってることがある。
「助かった」「あなたがいてよかった」「これ、あなたに話したかった」。
この言葉を、受け取ってもらえたときにちゃんと出す。
必要とされてる感覚を渡せる男のそばで、女性は「ここにいていい」と感じる。
その感覚が、本気度を深める。
ホストクラブで女性が話してた「本気になった瞬間」の本音
「急に大切にされてる気がした」
あるお客さんが話してくれた。
「特別なことをしてもらったわけじゃないんだけど、ある日急に、この人に大切にされてるってわかった瞬間があって。そこから本気になった気がする」って。
何が変わったかを聞いたら「わからない、ただそう感じた」って。
特別なことは何もなかった。でも積み重なってた何かが、ある瞬間に確信に変わった。
確信が本気度を上げた。
「甘えていいってわかったとき」
「最初は甘えたら引かれそうで出せなかったのに、ある日甘えてみたら普通に受け取ってくれて。それから急に近くなった気がした」って。
甘えてよかった体験が、距離を縮めた。
受け取ってもらえた一回が、それ以降の関係を変えた。
「見てくれてるって確信できたとき」
「なんか、ちゃんと見てくれてるんだってわかった瞬間があって。小さいことだったんだけど、覚えててくれたとか、気づいてくれたとか。それで本気になったと思う」って。
見てくれてる確信。
その確信一個が、本気度を変えた。
本気度を上げてはいけないやり方
焦って距離を縮めようとする
会う頻度を急に上げる、連絡を急に増やす、感情を急に出す。
急な変化は、女性に違和感を与える。
なんか急にどうした?ってなって、むしろ警戒心が生まれる。
本気度は、じわじわ上がるもの。急がせようとすると、逆に下がることがある。
不安を煽る
「俺のことどう思ってるの?」「他に好きな人できた?」「このまま関係続けたい?」。
確認することで不安を解消しようとしてる行動。
でも確認されると、女性は「この人は不安な人なんだ」という印象を持つ。
不安を抱えてる人間のそばにいると、こっちも不安になってくる。
自分の感情だけ出す
「俺こんなに好きなのに」「こんなに考えてるのに」。
自分の感情の量を主張する。
でも本気度って、相手の感情を引き出すことで上がるもの。こっちの感情を押し込んでも上がらない。
むしろ圧になって、引いていく。
元ホストの好きな子との話
本気にしてもらいたくて、色々頑張ってた時期があった。
いい場所に連れて行って、気の利いた言葉を言って、プレゼントを考えて。
全部頑張ってた。
でもある日その子が言ってた。「なんか最近、一緒にいると疲れる気がする」って。
疲れる、か。
頑張りが圧になってた。俺の本気度を見せようとしすぎて、受け取る側が消耗してた。
そこから全部やめた。
プレゼントもサプライズも、気の利いた言葉も。
ただ、その子のことが気になるから話を聞いた。気になることは素直に言った。覚えてたことを自然に出した。
したらその子から「最近なんか楽」って言ってくれた。
楽になった、と言ってくれた後から、その子の方から甘えてくるようになった。
本気度って、作ろうとすると逃げる。
ただそこにいて、気にかけてると、自然と上がっていくんだよなぁ。

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