デートって、減点方式で進んでいく
加点よりも、減点の方が早い。
これ、ホスト時代に身体で覚えた感覚。どれだけいいことをしても、一個の地雷を踏んだ瞬間にそれまでの積み上げが崩れる。しかも崩れたことに気づかないまま「楽しかったね」って解散して、次の連絡を待ってる男、めちゃくちゃ多い。
女性は帰り道に採点してる。言葉にはしないけど。
だから「何をすればいいか」より「何をしてはいけないか」を先に知っておく方が、実は正解に近い。
第10位 店選びを全部相手に丸投げする
「どこでもいいよ、〇〇ちゃんが行きたいとこ行こう」
これ、優しさのつもりじゃん。でも受け取る方は違う。
決めてくれない人間と一緒に出かけると、デート前から疲れる。どこがいいかな、何食べたいかな、この子は何が好きかな…ってずっと考えるのがこっちになる。
デートの設計は男がやるべき、なんて古い話はしない。ただ「任せる」と「相談する」は全然違う。「魚と肉、どっちの気分?」「この辺とあの辺、どっちが行きやすい?」って選択肢を絞って渡すだけで印象がまるで変わる。
全部決めろとは言ってない。でも全部投げるのは、ただのサボり。
第9位 スマホをテーブルに置いて、ちょいちょい見る
画面を下向きに置いてても、ダメ。
「通知が来てないか気になる」ってのが透けて見える時点で、目の前の人より他のことが気になってますって言ってるのと同じ。
ホストクラブでスマホをいじるホスト、いなかった。いたとしても一瞬で売れなくなってた。あの空間って、目の前の人だけに集中してることが前提で。そこに来てる女性は「私だけを見てほしい」という気持ちがある。
デートも同じ構造。
通知が気になるなら、最初にサイレントにしてポケットにしまう。それだけで「この人、ちゃんとしてる」になる。しまう動作を見せることが大事で、気づいたらもう持ってなかった、じゃ意味がない。
第8位 元カノの話を出す
笑い話のつもりでも、愚痴のつもりでも、どっちもアウト。
元カノの話を出す男の心理って、だいたい二つ。自分がモテてきた実績を匂わせたいか、元カノの愚痴を言いたいか。どちらにしても、女性にとっては居心地が悪い。
モテてきたアピールは、鼻につく。元カノへの愚痴は、将来自分も同じことされると思う。
元カノの話で得することって、ほぼない。ゼロとは言わないけど、出す必要がある場面もほぼない。
ホストクラブで女性から元カレの愚痴を聞くことは多かった。でも逆に男側から元カノの話をされた経験談を話してくる子も多くて、全員「なんか萎えた」「引いた」って言ってた。タイミングとか中身じゃなく、出してくること自体が問題だった。
第7位 「俺って〜なんだよね」が多い
自己開示は大事、って聞いたことある男が増えたせいか、自分語りが止まらない男が増えた気がする。
自己開示と自分語りは別物。
自己開示は相手との距離を縮めるためのもの。自分語りは自分が話したいだけ。
見分け方は簡単で、相手の反応を見ながら話してるかどうか。女性の相槌が「へえ」「そうなんだ」の繰り返しになってたら、もう聞き飽きてる。でもそこに気づかずに話し続けてる男、デートあるあるすぎる。
俺がホスト時代に意識してたのは「3割しか話さない」こと。残りの7割は相手に話させる。そのために質問して、相手の言葉を引き出す。
自分が楽しかったデートより、自分がたくさん話せたデートの方が「楽しかった」って思うの、人間の本質的な心理だから。
第6位 褒め方が雑
「可愛いね」「綺麗だね」「スタイルいいね」
これ、悪くはない。でもデートで女性がどれだけの準備をしてきてるか、知ってる?
服、靴、バッグ、ネイル、ヘアセット、メイク、香水。全部その日のために考えてきてる。その全部を「可愛いね」の一言で回収してる男、もったいなすぎる。
具体的に言えばいい。「今日の服、雰囲気いつもと違うね」「その色、似合う」「髪型変えた?」。それだけで「ちゃんと見てくれてる」になる。
正直言って、女性は褒められることより「気づかれること」の方が嬉しい。褒め言葉は後からついてくるもので、まず気づくことが先。
ホストクラブで指名をたくさんもらってた先輩が言ってたのが「俺、褒めようと思って褒めたことない。気になったことを言うだけ」って。その感覚が全部入ってた。
第5位 会計でもたつく、または見せびらかす
両方ダメ。
財布を出すのに時間かかる、小銭を数える、ポイントカードを探す…これ、テンポが悪くて女性は気まずくなる。会計ってデートの中で意外と印象に残る場面で、そこがもたつくと全体の印象が下がる。
逆に「俺が出すよ!」を大げさにアピールするのも違う。さりげなく払う、がいい。さりげなくってどういうことかというと、相手が財布を出そうとする前にすっと動いてる状態。
あとキャッシュレスで払えるのに現金でもたもたしてる男、それだけで「段取り悪い人なんだな」ってなる。細かいけど、女性はこういうとこ見てる。
第4位 沈黙を怖がって、ずっと喋り続ける
会話が途切れた瞬間に焦って、どうでもいい話を始める男がいる。
はぁ…これ、気持ちはめちゃくちゃわかるんだよ。沈黙って怖いから。でも焦って埋めた会話って、大体薄い。「そういえば最近〇〇ってあるじゃないですか」みたいなやつ。女性はその焦りを感じ取ってる。
沈黙って、慣れると武器になる。
景色を見ながら黙ってる、食べながら黙ってる、その静けさが苦じゃない関係って、かなり深いとこにいる。沈黙を埋めなくていい相手、って女性にとって特別なカテゴリーで。
最初は難しい。でも焦って何か言おうとするより、「いい景色だね」の一言だけ置いてあとは黙ってる方が、空気がずっといい。
第3位 女性の話を聞いてるふりで、次に言うことを考えてる
これ、バレてる。
目線が少し泳ぐ。相槌のタイミングがずれる。話が終わった瞬間に自分の話を始める。
全部バレてる。
女性って会話の中の「聞かれてる感」に敏感で。本当に聞いてる人間と、聞いてるふりをしてる人間の違いを、なんとなく体感でわかる。
ホスト時代に一番訓練したのが、これだった。相手の話を聞きながら「次に何を言うか」を考えない。ただ聞く。話が終わってから、初めて考える。
そうするとどうなるか、返答が遅くなる。でもその「ちゃんと考えてくれてる」感が伝わって、女性は「この人に話したい」ってなる。
速い返答より、遅くても中身のある返答の方が10倍刺さる。
第2位 次のデートの約束をせず解散する
ここ、めちゃくちゃ重要。
楽しかったね、またね、で終わる男。帰り道に「またね、か…」って女性は思ってる。またね、って次がある前提の言葉に聞こえるけど、具体的な約束がなければほぼ「さようなら」と同じ。
解散前に次の約束を入れる。これだけで、女性の帰り道の気分が全然違う。
具体的じゃなくていい。来月、あそこ行ってみたくない?くらいで十分。女性はその一言を持ち帰って、家に帰ってからも反芻する。電車の中で「来月かぁ…」って思ってる。
その余韻を作れるかどうか。デートの最後の5分が、実は一番大事かもしれない。
第1位 楽しかった?と聞く
これ、ぶっちぎりで1位。
デートの終わりに「楽しかった?」って聞く男、本当に多い。自分が楽しませられたか不安で、確認したくなるのはわかる。でもこれを聞かれた女性、どう感じるかというと…
採点してるみたいで、怖い。
楽しかった、って言わないといけない空気になる。楽しくなかったとは言えない。でも楽しかったって言うと、なんか嘘みたいで。どっちにしても答えにくい。
そしてその質問をしてくること自体が、自信のなさの表れに見える。楽しませる自信があれば聞かない。
聞く代わりに何をするかというと、自分が楽しかったことを言う。今日楽しかった、またこういう時間作りたいって言い切る。それだけでいい。相手の感想を求めず、自分の感情を置いて終わる。
そうすると女性は「私も楽しかった」って自然に言いたくなる。引き出す、という感覚。
ホストクラブで聞いた、デートNGへの生々しい本音
あるお客さんが話してくれた。
「デートで全部完璧だったんだけど、最後に『楽しんでもらえた?』って聞いてきて。その瞬間になんか、ふっと冷めた。うまく言えないけど…急に現実に戻った感じ」って。
その「ふっと冷めた」の感覚、すごくリアルだと思う。
デートって非日常の時間で。その世界に入り込んでるときに「どうでしたか?」って採点モードで聞かれると、魔法が解ける。
魔法を解かないこと。最後まで世界観を保つこと。
それがデートを成功させる、一番地味で一番大事なことだったりする。
結局、何をしないことが一番大事か
ランキングを並べたけど、全部に共通してることがある。
自分の不安を、相手にぶつけてる。
スマホをいじるのは退屈だから。自分語りが止まらないのは認めてほしいから。楽しかった?と聞くのは不安だから。全部、自分の内側から来てる行動。
女性はその「自分のための行動」を敏感に感じとって、じわじわ冷める。
逆に言えば、自分の不安より目の前の人への関心を優先できた男が、デートで強い。
技術じゃない。向いてる方向の話。
それだけで、同じ店に行っても、同じ会話をしても、全然違うデートになるんだよなぁ…。

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